2月22日は「猫の日」、では「犬の日」は1月11日?11月11日?

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「猫の日」と「犬の日」が制定されたのは同じ年だった(写真はイメージ)

今日は「猫の日」。日本では鳴き声「に(2)ゃん、に(2)ゃん、に(2)ゃん」の語呂合わせで2月22日に定められている。2月2日でも良さそうのものだが、1987年に「猫の日制定委員会」が全国の愛猫家からの公募によってこの日に決めたという。では「犬の日」はいつか?1月11日か、それとも11月11日なのか?

「猫の日」と「犬の日」の意外な因縁

正解は11月1日。予想通り「ワン(1)、ワン(1)、ワン(1)」の語呂合わせだ。犬の日はペットフード工業会(現ペットフード協会)が1987年に制定している。猫の日と同じ年だが、これは猫の日の制定にもペットフード協会が関与しているため。同協会主導で猫の日と犬の日が決まったことになる。

語呂合わせならば猫の日が2月しかないのは分かるが、犬の日は1月と11月の両月に設定できる。1月1日は元旦で記念日に関わるイベントを開きにくいから敬遠されるのは分かる。では1月11日はどうか?

実は、1月にはもう一つ犬に関する記念日がある。14日の「タロとジロの日」だ。1959年1月14日に、南極の昭和基地に置き去りにされたタロとジロの生存が確認されたのを記念した日。1月11日は3日前に当たり、犬の記念日同士がぶつかることになる。

それにも増して同じペットフード工業会が関わっていることもあり、1月と2月に連続して商機となる記念日を制定するのを避けたい思惑もあっただろう。11月11日にならなかったのは、同工業会が関わった猫の日の「にゃん、にゃん、にゃん」に倣(なら)って、1(ワン)が三つ続く11月1日にしたと考えられる。

ちなみに猫の日と犬の日を制定したペットフード協会によると、国内で飼育されているペットのうち、2013年は猫が840万9000匹、犬が871万4000匹と犬の方が多かったが、2022年には猫が883万7000匹、犬が705万3000匹と猫が逆転している。

文:M&A Online編集部

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