農業コンサルタントの大澤信一さんは「農業問題は出口が重要。どこで、だれに何を食べてもらうか。そこが価値の生み出しどころ。畑からテーブルまでの一貫したフードシステムの整備が必要」と力説する。
農業コンサルタントの大澤信一さんは2011年に、農業コンサルタント活動を始めた。会社勤めから、個人事業主として、与えられた仕事をこなす生活から、自分の考えで仕事を創る生活に変わった。
農業コンサルタントというと、生産現場での技術指導を思い浮かべるが、アグリビジネス・コンサルタントの大澤信一さん(62)は、米や野菜の作り方を教えているわけではない。