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【戦略的マイノリティー出資のPMIのポイント】そのマイノリティー出資、絶対に譲れないものは何ですか?

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写真はイメージです…沖縄の観光名所の一つ、ハート岩

「譲れないもの」は事前に社内で握る

「譲れないもの」が何かは、ディールが本格的に始まる前の段階で、社内で共通認識を持っておいた方が良いだろう。なぜなら、ディールが本格化してくると、案件成立をさせたいという担当者のバイアスがかかり始め、恣意的に要件をいじれてしまうからだ。

従って、まだ冷静な頭で考えられるうちに、社内の関係者間では明文化して握っておくのが良いだろう。「譲れないもの」を担保できないのであれば、案件自体も見直すべき、と社内で予め合意がとれていれば、案件の撤退基準の一つにもなる。

今回はマイノリティー出資のプレPMIで「譲れないもの」を明確化することの重要性をお伝えしたが、これはこの後のPMIにおけるコントロールのしやすさにも当然つながってくる。次回は、マイノリティー出資時のコントロールの効かせ方について、お伝えしていく。

文:MAVIS PARTNERSマネージャー 井上舞香

M&A Online編集部

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2020/04/07

M&Aの失敗の要因が株式取得前の「前工程」にあるのか、それとも株式取得後の「後工程」にあるのか。マイノリティー出資の場合、前工程でつまづくと、後工程で巻き返すのは至難の業。マジョリティー出資のように資本の論理で突き進むことができない。