他企業を買収するM&Aの過程では基本合意が結ばれたあと、買収先のより詳細な情報を調査するためにデューデリジェンスを行います。このデューデリジェンスの実施により、会計帳簿には記載されていない簿外負債が発覚することが多々あります。
簿外負債が発覚すると、当初の想定より対象会社の評価が下がることはもちろん、金額的影響が大きい場合には買収を断念することにもなりかねません。そこで、今回はデューデリジェンスで見つかる簿外負債の例をまとめてみたいと思います...
M&Aの手法はいくつかありますが、個別の手法の詳しい説明は置いておき、まずはM&Aの手法を3つの観点で大まかに捉えてみることからはじめましょう。