【公認会計士監修】M&A手法解説「現物出資(げんぶつしゅっし)」
会社を設立するとき、出資金として通常は現金(金銭)を出資しますが、不動産やクルマなど現金以外で出資することもできます。このように現金以外の財産で出資することを「現物出資」といいます。
M&Aを実施する手法としても、現物出資が可能です。例えば、自社株を対価とした株式公開買付け(TOB)は現物出資の枠組みで実施することになります。ここでは、現物出資による事業の買収をみていきましょう...
「株式譲渡(株式取得)」は、M&Aにおいて最も一般的な手法です。会社をまるごと買収したいときに行うほか、売却比率によっては、売り手企業のオーナーは一定の支配権を残す余地があります。