【中小企業のM&A】ノンネームシート(一次情報)の開示
交渉の初期段階では、情報漏えいには細心の注意を払いましょう。M&A仲介機関では匿名で「ノンネームシート」を作成し、関心度を確かめた上で、情報開示をします。開示の際には「秘密保持契約」を締結します。
M&A Online
| 2018/3/10
2018.03.10
代金決済は、買い手が譲渡代金を支払い、売り手が譲渡代金を受け取ります。この瞬間が、売り手オーナーにとってはM&A成立を最も実感できる時といえるかもしれません。中小企業のM&Aでは、両社の社長が仲良く記念撮影をすることもあります。
代金決済時には、重要な書類の受け渡しも行います。会社の経営権が異動するわけですから、ミスがあってはなりません。前日までに必要書類を入念に確認し、当日に滞りなく決済が行われるよう、準備することが大切です。
買い手企業も、相手の口座番号や受け取る書類を確認するほか、登記が必要な場合は司法書士に速やかに手配します...
交渉の初期段階では、情報漏えいには細心の注意を払いましょう。M&A仲介機関では匿名で「ノンネームシート」を作成し、関心度を確かめた上で、情報開示をします。開示の際には「秘密保持契約」を締結します。
TOBの手続きはM&A実務家のみならず、個人投資家にとっても必要な知識です。MBOなどの完全子会社化を目指すTOBでは必ず出てくるスクイーズアウトですが、きちんと理解している方は少ないのでは?