まだ買収することが決まっていない、興味を示すかどうかわからない相手先に企業名や財務内容を開示することは好ましくありません。交渉の初期段階では、情報漏えいには細心の注意を払い、企業名が特定されないようにして買い手候補先に情報を流す必要があります。

そこで、M&A仲介機関では匿名での「ノンネームシート」を作成します。「一次情報」と呼んだり、「1枚もの」と呼んだりすることもあります。

今はウェブサイトで検索して何でも情報が手軽に入手できる時代です。「どのレベルまで開示しても企業名が特定されないか」、が仲介機関のノウハウといってもよいでしょう。

ノンネームシートに記載される主な内容
・業種
・業務内容
・財務内容(売上高、営業利益など数字を丸めたもの)
・所在地
・社員数
・譲渡理由

ノンネームシートで買い手候補先が興味を持ったら、秘密保持契約(NDA;Non-Disclosure Agreement)を締結し、次の交渉過程に進みます。

文:M&A Online編集部

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