新聞、テレビ、ネットでニュースを見ていると、「業務提携」、「資本提携」という言葉が目に飛び込んでくることがあります。

最近では、「大手自動車メーカーのトヨタと四輪車及び二輪車メーカーのスズキが業務提携に向けた検討を開始した」といった報道がありました。また、「大手IT企業の楽天と飲食店情報サイト運営企業のぐるなびが資本業務提携の契約を締結した」といった「資本業務提携」という言葉を見かけることもあります。

これらの言葉は似ていますが、違いがあります。本稿では、「業務提携と資本提携の違い」について解説します。

1.業務提携、資本提携の違い

業務提携と資本提携の内容は、次のとおりです。

業務提携

独立性を保つ複数の企業が協力して業務を行うこと。資本の移動を伴わない。生産工程の一部委託、技術の共同開発、営業・販売ルートの共用、人材の確保など、様々な分野での提携がある。アライアンス(Alliance)とも呼ばれる。

<資本提携>

独立性を保つ複数の企業が資本参加を伴って協力関係を築くこと。資本の移動を伴う。増資の引き受けなどにより、お互いの株式を一定数取得する。広義のM&Aに含まれる。

<資本業務提携

業務提携による業務の協力関係に加えて、資本提携による株式の移転も行う。