3名の逮捕者を出した「清く、正しく、まじめなナイス」の粉飾決算

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt

不正会計を防止できない企業風土

調査報告書では、元会長の平田恒一郎氏などが不適切な処理を了解あるいは指示したと認定されています。平田恒一郎氏は創業者である平野周次氏の子にあたります。創業家の経営者としてナイスグループの部長級以上の人事は同氏が掌握し、業務に関しても役員および従業員に厳しく接していたということです。

「白Yシャツしか許されない」とか「ゴルフ禁止」といったルールに違反し、降格させられた役員や従業員がいることからも、経営トップの意に反する言動は難しかったのではないかと想像できます...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5