ファーウェイを1987年に創業、「非上場」を貫く

1987年、仲間6人と20万人民元を持ち寄り、ファーウェイを創業する。当初は、小型の電話交換機や火災報知器などの製造のほか、香港企業が生産した有線電話の交換機の販売代理業などを手がけていた。

1991年、ファーウェイはデジタル交換機を研究開発するための場所として、深圳市宝安県にある工場の3階を借用する。50人ほどの若い従業員が任正非に続いたとされる。

そして、そこは、起業家精神にあふれる若者たちの熱狂的な場所へと変わっていく。従業員は、昼夜を問わず、高温を発する機械のそばで作業を続けていた。任正非はほぼ毎日、現場へ行き、開発の進捗状況をチェックし、様々な問題を調整し解決したとされている。

その後、ファーウェイの本社は深圳龍崗の工業団地に移転し、その後の事業を有線通信の交換機から無線通信機、すなわち携帯電話に切り替えていく。

ファーウェイという会社は、戦略的に非上場を貫いており、任正非の人生そのものも、非公開とされている部分が大きい。しかし、任正非の人生の断片からわかるように、任正非が常に学び、向上していったことが、その後のファーウェイの大躍進につながっていると考えると、非常に興味深い。

文:M&A online編集部