M&Aの目標は販売拡大と技術向上の2つ

-M&Aについてはどのようなお考えをお持ちですか。

M&Aに対する考え方は明確。販売力を上げるのが一つ。既存のメカトロニクスを中心とした強いコンポーネント、例えばサーボモーターやロボットなどの販売を上げるためにパートナーシップを組むことが考えられる。こうしたM&Aは積極的にやっていく。

もう一つは技術力の向上。わが社は独立系の企業であり、オープンイノベーションという言葉のもとに活動している。この強みはどの企業とも組めるということ。我々が持っていない技術をもっと強くするためのM&Aが可能になる。

例えば、欧州の大型風力発電装置メーカーであるスイッチ社(フィンランド)の買収は、この両方の狙いを満たしている。クリーンパワーを大きくするためには自分たちだけの努力では無理。そこでM&Aという手法で販売量を上げることにした。同時に我々は大型風力で使われるモーター技術についてはあまり得意ではない。そこで技術も一緒に買うというやり方だ。

我々の事業と全く関係のない会社を買うことはない。販売拡大と技術向上の2つの観点でM&A先をいつもウォッチしている。

「地域は大切」と力説する林田部長

ーホームページにはロボット村のことも出ていました。

ロボット村には年間3万人が訪れる。オープンしたのは2015年6月1日で、もうすぐ3年になる。来場者は10万人を突破しそうな感じだ。

構成的には森、ロボット工場、歴史館、みらい館、本社棟があり、これら全体をロボット村と呼んでいる。このうち森のエリアについては開放しており、市民の方に自由に入っていただけるようになっている。

地域の大切さということをかなり意識している。にぎわい作りが大切だ。モノづくりの街である北九州に若い人に来てもらい、どのようにしてにぎわいを作りだすか。北九州に本社を置く会社として、大きな責任があると考えている。

ー今日は大変ありがとうございました。ホームページだけでは分からないことが大変よく理解できました。一度、ロボット村を訪問してみたくなりました。

文:M&A Online編集部