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一神教と疫病とコーポレートファイナンスⅨ│間違いだらけのコーポレートガバナンス(30)

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ユダヤ教徒の犠牲の上に「大航海時代」が幕を開けた(写真はイメージ)

カスティーリャとアラゴンの連合は「対等合併」ではなかった

筆者は最初からこの両者の対立はサンタンゲルが不利だったと考えている。なぜか。そこには彼らの出自と、アラゴン・カスティーリャ連合王国の複雑な力関係が影響していたはずだからだ。アラゴン・カスティーリャ連合王国は、M&A業界の概念で言えば表向き「対等合併」にも見える。

しかし、両者の力関係で言えば、やはりカスティーリャの方が優位だったと考えるのが一般的だろう...

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