長虹は1958年に設立され、前身は長虹機械工場という国営の工場で、軍事用レーダーを生産していた。綿陽市に軍事工場ができ、科学者・技術者が集まり産業が形成され始めたきっかけは、1965年にさかのぼる。当時の中国政府の意向により、「三線建設」がはじまる...
中国企業のM&A戦略を紹介するシリーズ。今回は工作機械の老舗メーカー「池貝」を買収した台湾企業の「友嘉実業集団(FFG)」を取り上げる。池貝を通じて工作機械の新日本工機を買収。台湾企業による日本の工作機械メーカーの相次ぐ買収は話題を呼んだ。
均勝電子(ジョイソンエレクトロニクス)は、中国の新興自動車部品メーカーである。世界の自動車部品会社を次々と買収し、わずか1年でKSSとタカタの2社を傘下におさめた。
中国企業による外国企業の買収事例として、今回は滴滴出行(ディディチューシン)を取り上げる。同社は2018年春にも東京都内で配車アプリを使ったサービスを開始する予定となっており、タクシー配車とライドシェア(相乗り)サービスの世界最大手企業だ。
中国企業のM&A戦略について、特に日本企業と関連する部分にスポットを当て紹介する。第2回は、中国に製造子会社フォックスコンを有する、台湾籍企業の鴻海精密工業によるシャープの買収を取り上げる。