業績面で目標数値との開きが生じているのは確かだ。中期経営計画(2015~2017年度)をみると、最終年度の2018年3月期に売上高7000億円、営業利益400億円、ROE(株主資本利益率)10%などを目標に掲げるが、進捗は計画を下回っている。海外事業では2016年以降、タイ工場(ラヨーン県)、米国ローガン工場の2拠点で総額550億円を投資してアルミ圧延能力を大幅に拡大したが、こうした強気の戦略が裏目にでかねない状況でもある...
東芝・日立・ソニーの中小型液晶ディスプレー事業を統合して発足したジャパンディスプレイ(JDI)が存続の危機に瀕している。2018年3月期第3四半期の当期純損失は1,000億円となり、自己資本比率は30%を割り込んだ。
SNS大手のLINEが運営する格安スマホ「LINEモバイル」がソフトバンクの傘下に入ることになった。「LINE使い放題で月額500円」の超低料金をセールスポイントに参入したもののシェアを伸ばせず、事実上の「身売り」に。LINEモバイル失敗の理由とソフトバンクの狙いを探る。
中小アプリケーションソフト(アプリ)に衝撃が走っている。米アップルがiPhoneやiPadなどのiOSで動くアプリを独占的に供給するApp Storeで、2018年1月以降はテンプレートなどを利用して作成されたアプリを排除すると通告したのだ。