【業界最前線ブログ】「ファッション流通の現場」(6)世界アパレル専門店売上ランキング2015 トップ10
世界の大手アパレル専門店各社の2015年の売上高や利益などをまとめる機会ができたので、売上高のランキングTOP10を紹介する。
2015年度の業績では、「減収・減益」が180社(構成比26.2%)と約3割を占め、最多。次いで、「増収・増益」が140社(同20.4%)、「減収・増益」「横ばい・横ばい」が各91件(同13.2%)、「増収・減益」が76社(同11.0%)の順。
増収企業239社のうち、増益が140社(同58.5%)、76社(同31.7%)が減益。一方、減収企業321社のうち、増益が91社(同28.3%)、減益が180社(同56.0%)と売上推移が利益動向に大きく反映される結果となった。
686社の2015年度の利益金は「黒字」が568社(構成比82.7%)と、全体の8割を占めた。一方、「赤字」は118社(同17.2%)だった。
「赤字」は2013年度は100社(同14.5%)、2014年度104社(同15.1%)と、赤字企業が増加している。
686社の従業員数別では、5人未満が265社(構成比38.6%)、次いで10~50人未満が213社(同31.0%)、5~10人未満が134社(同19.5%)の順。
100人以上は41社(同5.9%)にとどまり、10人未満は399社(同58.1%)と約6割を占めた。
業歴別では、50~100年未満が305社(構成比44.4%)で約4割を占めた。次いで、10~50年未満が237社(同34.5%)、100年以上が37社(同5.3%)、5~10年未満が27社(同3.9%)の順。
業歴50年以上の老舗企業が342社(同49.8%)と約5割を占める一方、5年未満は2社(同0.2%)と、靴業界は極めて新規参入の少ない業界であることがわかった。
なお、個人企業など創業が判明しなかったのは78社(同11.3%)。
世界の大手アパレル専門店各社の2015年の売上高や利益などをまとめる機会ができたので、売上高のランキングTOP10を紹介する。
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