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大幸薬品、クレべリンで「徹底抗戦」から一転「白旗」掲げた理由

※この記事は公開から1年以上経っています。
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販売低迷で「法廷闘争」の意味がなくなった

今回、大幸薬品が消費者庁の措置命令に全面的に従う「白旗」を掲げた背景には、4月12日に東京高裁が東京地裁の決定を覆し、同社の仮の差止めの申し立て認めない決定をしたことに加え、ビジネス戦略上の理由もありそうだ。

同社が2月18日に発表した2021年12月期決算によると、クレベリンの販売不振で当期純損益が前期の31億円の黒字から95億円の赤字に転落。在庫増加に伴う棚卸資産評価損は37億円に達した。同期の売上高は112億円、営業損益は49億円だったので、当期赤字は売上高に迫るレベルだ...

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