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7年で売上高が1688倍になった「Looop」が東京代表に スタートアップワールドカップ
優勝投資賞金100万ドル(約1億900万円)を競い合う「スタートアップワールドカップ2020」の東京予選が開催され、東京代表にソーラー発電所の設置や電力の小売りなどを手がけるLooop(東京都台東区)が選出された。
スタートアップが投資家などに対して技術やサービスをプレゼンするコンテスト「スタートアップワールドカップ2022」の日本予選で、空飛ぶ車を手がけるSkyDrive(愛知県豊田市)が優勝し、2022年9月に米サンフランシスコで開催される決勝大会に日本代表として出場することになった。
200社を超える応募から絞られた10社がプレゼンし、月着陸船や三日坊主をなくすためのサービスなどを抑えて、日本で初めて有人飛行試験に成功した次世代の乗り物が優勝カップを手にした。
予選会場は投資家をはじめ、大企業の担当者やスタートアップの関係者ら約1000人(ネット参加者380人を含む)が駆けつけ、時折歓声が上がるなど熱気に包まれた。
プレゼンの合間に激励に訪れた小池百合子東京都知事は「世界一のスタートアップ都市・東京を実現しようとしている。スタートアップエコシステム、東京コンソーシアムを運営しており、世界に通じる成長する企業・ユニコーンを育てる」と、スタートアップを支援する姿勢を強調した。
「スタートアップワールドカップ2022」は、米国のベンチャーキャピタルであるペガサス テック ベンチャーズ(カリフォルニア州)が主催するもので、今年は70の国と地域から3万-5万社が参加する見込みで、決勝大会の優勝社にはペガサス テック ベンチャーズが約1億円を出資する。
日本予選は7月21日に東京都港区のグランドハイアット東京で開催され、プレゼンをした10社の中から、ジャパネットグループ賞として、超小型陽子線がん治療装置などを開発中のビードットメディカル(東京都江戸川区)に、セガサミーグループ賞としてブロックチェーン技術を活用したマーケティング支援ツールを手がけているUPBOND(東京都渋谷区)に、それぞれ5000万円ずつが出資された。
また、今回は映画やドラマなどのコンテンツを配信している米国のネットフリックス(カリフォルニア州)の共同創業者であるマーク・ランドルフ氏が、スペシャルゲストとしてビデオで「失敗を恐れることはない」とのメッセージを伝えた。
日本代表に選ばれたSkyDriveの福澤知浩CEOは「日本にはEVのスタートアップはあまりないが、空飛ぶ車、コンパクトな航空機は日本でもいけるのではないかと思っている。まずはシリコンバレーで優勝を本気で目指していく」と喜びを表した。
文:M&A Online編集部
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優勝投資賞金100万ドル(約1億900万円)を競い合う「スタートアップワールドカップ2020」の東京予選が開催され、東京代表にソーラー発電所の設置や電力の小売りなどを手がけるLooop(東京都台東区)が選出された。