AIG全英女子オープンで優勝した女子プロゴルファー渋野日向子選手とウェア契約を結んでいるビームス(東京都渋谷区)が、全英優勝記念モデルとして発売したポロシャツの売れ行きが好調だ。

ゴルフウェアやゴルフ用品を扱うビームスゴルフのホームページに掲載している週間売上高、週間売上点数ランキングで、この優勝記念モデルの女性用が1位、男性用が2位と上位(2019年8月16日現在)を占めた。

優勝記念モデルは渋野選手が全英女子オープン4日目の決勝ラウンドで着用していたポロシャツをベースにしたスペシャルモデルで、販売はすべて予約制。すでに予約受付は終了しており、再入荷は未定という。渋野選手の全英女子オープン優勝で、注目を集めたビームスとはどのような企業なのか。

業績は好調 純利益は前年度比1.5倍

東京・丸の内で

ビームスは1976年創業で、 従業員は1755人(2018年4月)。ゴルフウェアのほかにも紳士服、婦人服、バッグ、靴、雑貨などの販売を手がけている。

「モノを通して文化をつくる“カルチャーショップ”を目指す」ことを企業理念として掲げており、「多種多様なスタイルのレーベルがあり、バリエーションの広さと奥行きがビームスのオリジナリティー」と自らを評している。

東京商工リサーチによると業績は好調で、2018年2月期は売上高が前年度比6.8%増の794億1500万円、当期純利益が同1.5倍の36億6300万円と増収大幅増益だった。

ビームスの売上高推移
ビームスの当期純利益推移

ビームスは1953 年に新光として設立し、2011年に現社名になったビームスホールディングス(HD)の傘下企業。ビームスHDにはビームスのほかに3事業会社と、1グループ会社がある。

事業会社の一つ、新光(東京都渋谷区)は1953年設立の新光(現ビームスHD)から2011年に新設分割によって設立され、段ボールケースや各種パッケージを製造販売する。

さらに事業会社のBEAMS TAIWAN Co., Ltd.(台北市)は2017年設立で、紳士服、婦人服、バッグ、靴、雑貨などの販売。BEAMS & CO UK LTD(ロンドン)は2017年設立で、メディア、ファッションコンサルタント事業、アーティストマネージメント、EC(電子商取引)小売販売を行っている。

またグループ会社のビームスクリエイティブ(東京都渋谷区)は1987年設立で、商品開発、店舗開発、マーケット開発に関する調査・企画・制作、宣伝販促に関する企画制作、音楽制作・出版など幅広く事業を手がけている。

ビームスHDとビームス両社の社長を兼ねる設楽洋氏は、ホームページに掲載している社長メッセージに「日本の若者の風俗・文化を変えよう、その旗頭になろうという思いを胸に歩んできた」との熱い言葉を寄せている。

渋野選手の活躍で、日本の若者の風俗や文化は変わるだろうか。

文:M&A Online編集部