さて、ここで話は飛びます。アップル社の創業者であるスティーブ・ジョブズが「禅」などの東洋思想に興味を持っていたことは、多くの人がご存じでしょう。そのアップル社をはじめとした成功事例を分析し、TEDでも大人気となったサイモン・シネックをご存じでしょうか。『WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違う 』の著者です。
彼の発見したゴールデンサークルは、多くの人々を動かす原理として、「WHAT」や「HOW」からではなく、「WHY」からの発想が核となっているモデルです。ここでいう「なぜ(WHY)」は、理念とか大義、ビジョンなどと解釈されています。
つまり、何を売るか、何を作るか、どう売るか、どう作るかの前に、なぜ私はこれを売るのか、なぜ私はこれを作るのかを明確にすることが大切というわけです。それがなければ、人々は動かないからです。
シネックによれば、「WHAT」や「HOW」よりも、「WHY」で人は動くのです。
この「WHY」は、論語の「仁」に含まれている概念ではないでしょうか? それは、大きな意味での「愛」であり「慈しみ」ともとれますが、同時にチームを強固に結びつけ、強力な味方を生み出し、敵を凌駕するために必要なパワーではないでしょうか?
「WHY」は人々の心に響く、つまりそれは愛であり同時にビジョン・ミッションなのです。
首都大学東京経済経営学部の松田千恵子教授はM&Aやビジネスプランなどをテーマに経営戦略ゼミを指導している。数字や組織なども考えて、きっちりと事業が回るようにビジネスプランを仕上げる。
最終合格までの過程はひとつではない。何年で会計士を目指すのか、仕事と並行かあるいは辞めて挑むのか、受験予備校には通うのか、など選択肢はさまざまである。
事業承継に悩む中小企業が増加しているなどの背景から、M&Aを学びたいという方も増えているようです。今回はM&Aの知識やノウハウを学ぶことができるおすすめ講座をまとめてみました。