公認会計士になるための「勉強法」というのは、人それぞれである。本コラムでは、31歳で働きながら公認会計士を目指した筆者の独断と偏見による試験合格に役立つ勉強法を書いていきたい。 

前回の記事では、「公認会計士試験を受験してよかったこと」をテーマにコラムを書いた。最終回となる今回は、「公認会計士になってよかったこと」について考えてみたい。

「公認会計士になって後悔しているという人には会ったことがない」とある先輩がおっしゃっていたが、本当にそうだと思う。実際のところ、何がよかったのだろうか。

人脈が広がる

まず、あげられるのが、会計士の友人がたくさんできることである。それから、弁護士をはじめとする士業の友人も多くなる。理由は分からないが、士業の世界は割と閉鎖的だ。だからみな交流を求めているのだろう。士業同士の勉強会や交流会は、非常に多く開催されている。

それから、経営者の方々の知り合いも増えた。また会計士だと、どいういう集まりの場に行っても、ある程度は歓迎される。特に女性会計士は、絶対数が少ないので、どこへ行っても珍しがられる。

「信用」が「価値」を生み出す時代

監査法人や大手会計事務所など、大きな組織に所属している間は、会計士になってよかったと実感することが難しいかもしれない。筆者の場合、会計士になってよかった、と本当の意味で実感したのは、独立した時である。

先に自分のことを書いてしまって恐縮だが、筆者もフリーランスになってから、公認会計士という職業は、日本の社会ではまだまだすごい「威力」があると実感することが多い。

まず、初対面で信用される。これは当然といってしまえばそうであるが、実際に目の当たりにすると、本当にすごいことだと思う。社会において「信用」とは、最も重要なことであり、現代社会は「信用」が「価値」となり、お金を生み出す時代である。お金で信用は買えないが、信用はお金を生むことが可能なのだ。

「公認会計士」という資格は、その「信用」を生み出す「土台」とも言えるものであり、自分次第で、無限の価値を生み出せるものだとも言えるだろう。そう考えると、自分が何をしたいかによっては、非常に価値のある資格だと思う。ぜひ、合格を目指して頑張って欲しい。(連載終わり)

文:細田 聖子(公認会計士・税理士)