TOB不成立が連続|直近3件はいずれも「対抗TOB」に屈する
TOB(株式公開買い付け)の不成立が連続している。しかも、TOB不成立となった直近3件はいずれも対抗TOBの企てによって「待った」がかかった案件だ。
M&A Online
| 6/18
2024.06.18
日本企業のTOB(株式公開買い付け)で海外投資ファンドの存在感が急速に高まっている。今年のTOB件数は9月初めに前年より2カ月早く60件(届け出ベース)に到達したが、その4分の1に海外投資ファンドが関与している。前年は年間を通じても5件にとどまっていただけに、様変わりだ。
米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループは9月10日、福島県いわき市の温泉リゾート施設「スパリゾートハワイアンズ」を運営する常磐興産に対して子会社化を目的にTOBを始めた。これが今年のTOBとして60件目...
TOB(株式公開買い付け)の不成立が連続している。しかも、TOB不成立となった直近3件はいずれも対抗TOBの企てによって「待った」がかかった案件だ。