2023年8月16日18時15分、オープンハウス<3288>は、完全子会社化を目的として、三栄建築設計<3228>に対するTOBの実施を公表しました。買い付け価格は2025円で、前日終値1716円に対して約18%のプレミアムです。
成立下限値は66.67%ですが、創業者で筆頭株主の小池信三氏とその関係会社がその有するすべての持ち分64.21%について応募に同意しており、あと2.46%の応募が集まれば成立します。成立後は応募しなかった株主に対してスクイーズアウトが実施される予定です...
ニデック<6594>は7月13日、工作機械メーカーのTAKISAWA<6121>に対し、1株2600円でスクィーズアウトを伴う完全子会社化を目的とするTOBを実施すると公表しました。このTOB価格は高いのでしょうか、安いのでしょうか。
2022年のTOB(株式公開買い付け)件数が50件(届け出ベース)に到達した。12年ぶりの高水準を記録した前年とほぼ同ペースで推移している。その半面、敵対的TOBが昨年、一昨年と各5件に上ったのに対し、2022年は今のところゼロで、波静かな展開だ。
東京機械製作所が発動を目指す強硬な買収防衛策は認められるのか。会社側の同意がないまま買収を仕掛けられるケースが相次ぐ中、東京地裁が今月末にも下す判断によっては、企業が防衛策を発動するハードルが下がる可能性がある。