工場が変わると社員の意識も変わる 

 工場が変わるとそこで働く社員の意識も変わる。今度はどうやって改善しようかということになる。到達すべき目標が明確になると、そこから逆算思考で現場の工夫が始まる。なんでもチャレンジする精神が定着してくると、いろんな治具や移動用ワゴン、作業台などを社員の身の丈目線で工夫し、機械設備やラインを作り始める。

  この経営者は現場においてこうした地道な作業を嫌がらないで、きちんとできる人を工場幹部に抜擢した。率先して努力し工夫する人物に人はついてくる。その持ち場で最善で最高の仕事をして、コツコツ努力している社員が現場の健全性を支えているからである。(次回は3月14日掲載)

 文:大野 健司