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ケンタッキーフライドチキンが「えん」出資で和食・居酒屋業態参入へ

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ケンタッキーフライドチキン
ケンタッキーフライドチキン


日本KFCの成長余地はM&Aによる拡大のみ

ケンタッキーフライドチキンの直営とフランチャイズの業績推移はこんな感じです。

※カッコは前期比

直営 フランチャイズ
2016年3月期 342億7900万円(1.2%増) 818億7100万円(5.4%増)
2017年3月期 337億6200万円(1.5%減) 810億9100万円(1.0%減)
2018年3月期予想 350億4800万円(3.8%増) 826億5700万円(1.9%増)

正直、微妙なところ。上がったり、下がったりを毎年繰り返しています。既存店で月次の平均値を出すとこんな感じ。やはり、集客には苦労している様子。

日本KFC2017年3月期決算資料
日本KFC2017年3月期決算資料

日本KFCは中長期目標(Building The Future 2017)として、2020年に店舗数2000、売上高2000億円を掲げています。2018年3月期の予想が774億円ですので、相当高い目標。というか、このままでは到達不可能です。

当然、コロワイド<7616>が辿った道、M&Aによる拡大を目指す他ありません。DDホールディングス<3073>トリドール<3397>も、同様の戦略を描いています。

日本KFCはM&A戦略に2つの大きな柱を据えています。

①フランチャイズビジネスの基盤を活かす

②海外市場の取り込み

ビー・ワイ・オーの出資がまさにこれに該当します。同社はすでに台湾に出店し、海外展開の足掛かりをつかんでいます。上場前に子会社化してもおかしくありません。PEファンド「クレアシオン・キャピタル」側から見れば、上場に失敗した際の売却先に困らなくなったといったところでしょう。

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5月10日、日本KFCホールディングスが日本ピザハットを投資ファンドのエンデバー・ユナイテッドに売却すると発表しました。ピザ業界の競争激化が背景。企業価値を高めるという観点から投資ファンドへの売却を決めたようです。2017年にようやく黒字化を実現。コストカットによる収益の改善を図っていました。ではなぜこのタイミングで売却するのか、という話です。