日本のコーポレートガバナンスは進化したか? 牛島 信弁護士に聞く

※この記事は公開から1年以上経っています。
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牛島信さん(東京・永田町の牛島総合法律事務所で)

独立社外取締役の実質化が必要

ーコーポレートガバナンス強化でどんな変化が起きましたか。

その1つが議決権行使結果の公表だろう。現在、スチュワードシップ・コードを受け入れた信託銀行、生損保会社、年金基金などの機関投資家は個別の投資先企業と議案ごとに議決権行使結果と理由を公表するようになった。

機関投資家が背後の受益者(顧客)に対して責任を負っていることを考えれば、議決権行使結果の公表は本来、当然のことだ。実際、投資先企業が同じであっても、機関投資家がそれぞれの立場で別個の意思表示をしていることが分かる...

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