会社における株式報酬制度の位置づけ
報酬とは労働の対価として受け取る金銭のことです。基本的に現金でもらいますが、これは労働基準法上定められているからです。では、なぜ、わざわざ「株式報酬」という制度が利用されるのでしょうか。
泉 光一郎
| 2019/9/3
2019.09.03
なお、日本が手本とした英国のコーポレートガバナンス・コードでは、2018年の改訂において、クローバック条項が原則化されました。これによりクローバック条項を導入していない会社は説明(エクスプレイン)が必要となります。
役員報酬が高額化するに伴い、日本でもクローバック条項の導入が進んでいくと考えられます。ただし、次のような課題があります。
まず、日本の上場会社の役員報酬は、一部の外国人役員を除いてそれほど高くありません...
報酬とは労働の対価として受け取る金銭のことです。基本的に現金でもらいますが、これは労働基準法上定められているからです。では、なぜ、わざわざ「株式報酬」という制度が利用されるのでしょうか。
不正防止だけでなく、ミスを防止・発見するのも内部統制の大切な役割です。今回は、形骸化しがちといわれる「内部統制の構築の仕方」について考えてみます。