Xに“S”という新たなネーミングを付け加えた以上、消費者は新製品に何かしら衝撃的な要素とひねりを期待していたはず。1-2年おきに買い替えることが常識化している消費者にとっては、今回の購入はよい投資になる。「iPhone7」か「同8」からの買い替えなら、今回の性能は衝撃的とも感じるだろう。特にカメラ機能ははるかに改善された。HDRとボケ(bokeh)は他の製品を寄せつけない特性を持つ。
ただ「iPad」と同様、消費者がアップグレードを望まなくなる日が来る。製品は高額化し、壊れにくくなる。その点、XSシリーズは「5年間、持ち続けたい」と思う最初の製品かもしれない。1000ドル(約11万4000円)超えは財布を開けるかどうかの分岐点だが、この製品なら数年間は所有し続けることができるだろう。
昨年のXと比べるとXSの改良点は少しにとどまり、バッテリーの長時間化もわずかにすぎない。下記のように「お買い得品」なら多くある。
10月26日に発売されるXRは、6.1インチのノーエッジ(縁なしの全面)画面で、アップルの最速プロセッサーを搭載している。性能はXSの90%だが、価格は75%ですむ。画面の質やケース(外装)で劣り、デュアルカメラでないなどの違いはあるものの、腰を据えて発売を待つ価値はある。
10月9日に発売される米グーグルの「pixel」は、アップル利用者を羨ましがらせるかもしれない。また韓国のサムソン電子が8月に発売した「Note9」(1000ドル)は、6.4インチの画面、スタイラス、虹彩リーダー、キーボードとの接続が可能など、ある面でXS Maxよりも優れている。
Xは公式販売こそ停止されたが、XSの95%のよさを備えている。顔認証、デュアルカメラ機能もあり、今なら800ドル(約9万1000円)で購入できる。もし顔認証にこだわらないのなら、600ドル(約6万9000円)の8や450ドル(約5万Ⅰ000円)の7といったiPhoneの旧モデルを選ぶという選択肢もある。
<参照記事>
https://www.nytimes.com/2018/0...
https://www.forbes.com/sites/g...
https://money.cnn.com/2018/09/...
https://gizmodo.com/the-iphone...
https://www.washingtonpost.com...
文:Yuu Yamanaka/編集:M&A Online編集部
ベライゾンによる米ヤフーの買収手続きが完了ましたが、6月15日付の日経によると、米ヤフーの商標権はベライゾン側に移るようです。