カスペルスキーはサイバー犯罪における「救世主」なのか?
カスペルスキーとは、モスクワに本社を置くサイバーセキュリティー会社です。サイバー攻撃に北朝鮮が関与している可能性が強いとの見方を示したことで、この名前をこのところ頻繁に耳にするようになりました。
9日のアップルの終値はおよそ154ドルでした。時価総額で8000億ドルを超えました。これはアメリカ企業として初の時価総額です。
投資の神様ウォーレン・バフェットはアップルの時価総額は1兆ドルになる初の企業の可能性もあると語っています。
アップルの時価総額は巨大ですが、その手元資金も2500億ドル、日本円でおよそ25兆円と莫大な資金を有しています。
その資金をアップルはどのように使うのか、さまざまなことがうわさされていましたが、5日のロイターではその買収ターゲットが報じられました。
アップルが保有している資金は2500億ドル以上です。もし買収に向かうのであればその候補として7社をあげています。
・ネットフリックス
・ウォルト・ディズニー
・テスラ
などを筆頭に、ゲームソフト制作大手のアクティビジョン・ブリザード。エレクトロニック・アーツ(EA)。テイクツー・インタラクティブ・ソフトウエア。そして動画配信のHuluの7社をピックアップしています。
ここにきてなぜこのような話が出てきたかというと、トランプ大統領が進める税制改革があります。
トランプ大統領は企業が海外に保有する利益をアメリカに戻す(リパトリ)ときの税率を現在の35%から10%に引き下げることを提案しています。
アップルは利益の90%以上が海外にあるので、もし減税案が実現すればおよそ2200億ドルのキャッシュが残ることになります。買収や自社株買いが行われる可能性が高いということです。
Citi lists Netflix, Tesla as potential takeover targets for Apple(Reuters/外部リンク)
買収ターゲットの有力企業としてネットフリックス、ウォルト・ディズニー、テスラはどれも考えられます。
ネットフリックスの買収については以前から言われていました。
アップルはiPhoneの成功で成長が爆発的に加速しましたが、すでにスマホは飽和状態になっています。ライバルであるサムスンや中国企業の台頭により今後もスマホ事業で安泰とはいきません。
アップルミュージックやアップルペイに見られるように、アップルはコンテンツ分野に力を入れています。そうなれば魅力的なのは今勢いのあるストリーミング動画サービスです。
その一角としてネットフリックスは魅力的かもしれません。一からこの分野に参入するよりは買収したほうが手っ取り早いことは確かです。
カスペルスキーとは、モスクワに本社を置くサイバーセキュリティー会社です。サイバー攻撃に北朝鮮が関与している可能性が強いとの見方を示したことで、この名前をこのところ頻繁に耳にするようになりました。