日高屋は売上、利益ともに順調に成長しています。
一方、利益が出にくくなっていた幸楽苑は、不採算店の退店や、減損損失を計上して立て直しを図りました。それが2018年3月期です。この時に専務取締役の退任や執行役員の退職などを行い、経営体制も一新しています。さらに、2018年11月には新社長として新井田昇氏が就任しました。
経営のテコ入れ効果により、幸楽苑の売上は日高屋に肩を並べるまでになりました。しかし、利益にはまだまだ大きな開きがあります...
日本の商品やサービスの海外需要開拓支援を行う官民ファンド・海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)が、中国でワインの卸売事業を展開する「EMW」の親会社「Trio(トリオ)」を22億円で買収しました。目的は日本酒の販売網拡大にあります。
外食企業売上高4位のコロワイドが、中長期成長戦略として国内の「業界再編型M&A」を明確に打ち出しました。これまでは、業績不振に陥った企業の再生型M&Aがメインでした。新たな方向性を打ちだした裏には、低ROAに苦しむ姿が見てとれます。
全国で7店舗展開していた「フーターズ」運営のエッチジェーが民事再生法の適用を申請しました。負債総額は5億6000万円。全盛期は全国で7店舗を展開し、売上坂は17億700万円を計上していました。近年は集客力が低下し、赤字に転落していました。