バイオマス発電事業の関連会社が破産 負債総額は約60億円
合同会社バイオマスプロジェクト第1号は債権者から破産を申し立てられ4月13日、東京地裁から破産開始決定を受けた。同社は2021年10月に破産したJCサービスのバイオマス発電事業に関わっていた。
~(株)トラベルレンタカー(沖縄県)の持株会社が破産へ~
1月18日、東京地裁より民事再生開始決定を受けていた(株)ミレニアム(TSR企業コード:296324507、法人番号:2011101038703、新宿区西新宿1-20-3、設立1999(平成11)年10月、資本金1000万円、小島志緒理社長)は4月11日、再生手続廃止決定を受けた。今後、破産手続きに移行する。保全管理人には監督委員だった内藤滋弁護士(内藤滋法律事務所、中央区築地2-3-4、電話03-6228-4375)が選任された。
負債総額は約15億円。
設立当初はソフトウェアの受託開発およびシステムエンジニアやプログラマーなどの派遣事業を行い、ピークとなる2008年9月期には売上高8億7997万円を計上した。2009年7月、情報技術サービス事業を子会社に譲渡し、純粋持株会社に業態を転換。グループの経営指導を行うほか、2019年には(株)トラベルレンタカー(TSR企業コード:952108658、法人番号:2360001006306、沖縄県豊見城市)の株式を取得して業容を拡大した。
しかし、「新型コロナウイルス」感染拡大の影響などから2021年9月期は売上高が2億9009万円と伸び悩み、3億9361万円の赤字を計上し、債務超過に陥っていた。
こうしたなか、当社はトラベルレンタカーおよびグループの(株)松宮オートサービス(TSR企業コード:950066761、法人番号:3360001001999、沖縄県豊見城市)とともに、(株)D&Dホールディングス(TSR企業コード:012949167、法人番号:9010001163448、東京都中央区)との間でスポンサー支援に関する基本合意書を締結し2022年1月11日、民事再生法の適用を申請した。
ところが4月8日、当社についてはD&Dホールディングスよりスポンサー支援に関する基本合意書が解除され、今後もスポンサー候補が現れる見込みがないことから、今回の措置となった。
なお、トラベルレンタカーと松宮オートサービスの2社についてはD&Dホールディングスがスポンサーとして支援する意向に変更はない。
合同会社バイオマスプロジェクト第1号は債権者から破産を申し立てられ4月13日、東京地裁から破産開始決定を受けた。同社は2021年10月に破産したJCサービスのバイオマス発電事業に関わっていた。
マレリホールディングスは3月1日、事業再生実務家協会に事業再生ADRを申請した。2020年12月期現在の有利子負債合計(単体)は1兆1707億9300万円。取引金融機関は約30。
インドメーカーのビールやウイスキー等を日本に輸入販売していた株式会社UNITHINXは7月29日、東京地裁から破産開始決定を受けた。