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コロナ関連破たん 個室居酒屋の「アンドモワ」が事業停止

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~飲食業のコロナ関連破たんとしては最大~

 アンドモワ(株)(TSR企業コード:575413077、法人番号:9120001123886、港区芝2-12-15、設立2006(平成18)年4月、資本金1億円、飛髙和也社長)は10月29日までに事業を停止した。会社関係者によると、「近日中に債権者宛てに弁護士の受任通知を発送し、東京地裁に破産を申請する予定」としている。
 負債総額は約100億円で、飲食業のコロナ関連破たんとしては最大となる。

アンドモワが運営していた店舗
アンドモワが運営していた店舗(2020年4月撮影、横浜市)©東京商工リサーチ

 完全個室の居酒屋経営を中心に、一時は全国で約320店舗を展開していた。個室居酒屋「柚柚~yuyu」や「酒と和みと肉と野菜」、「うまかばい」のほか、バーやちゃんこ、ファミリーレストランなど多様な業態を手掛けて多角化を進めた。2015年10月に投資ファンドが当社株式を取得し、2016年8月に飲食店経営の子会社9社を吸収し現体制となった。積極的な新規出店やM&Aにより業績を拡大させ、2019年8月期は売上高約180億円をあげていた。

 しかし、不採算店舗の撤退による損失などで赤字計上が続いていたうえ、2020年初旬以降は新型コロナウイルスの感染拡大による営業自粛を余儀なくされ大半の店舗を休業した。その後も度重なる「緊急事態宣言」の発令などで事業環境の悪化が続くなか、入店していたビルオーナーなどから複数の賃料請求訴訟を受けたほか、SNS上で賃金未払い問題が話題となり、資金難が表面化していた。
 2021年10月に緊急事態宣言などは解除されたものの営業再開のめどが立たず、事業継続を断念した。

東京商工リサーチ「TSR速報」より

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