循環取引で破綻したD-LIGHT関連会社が破産申請 負債177億円
D-LIGHTの関連会社として蓄電池やLED照明器具の開発、販売を手掛けていたD-PROXは12月20日、東京地裁に破産を申請した。負債総額は債権者102名に対し約177億円。
~新型コロナウイルス関連~
ミナト製薬(株)(TSR企業コード:291333583、法人番号:9010001058417、中央区銀座1-14-11、設立1943(昭和18)年7月、資本金5000万円、義村三郎社長)は1月5日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には縣俊介弁護士(みなと協和法律事務所、港区虎ノ門2-1-1)が選任された。
負債は現在調査中。
1888(明治21)年に創業。1970年代からローヤルゼリー関連商品の開発、販売を手掛け、取り扱いは青汁、ローヤルゼリーなどの健康食品から化粧品に至るまで多岐に渡っていた。ピーク時の2000年8月期には売上高35億1347万円をあげていたものの、その後は青汁など主力商材が他社製品や他の健康食品などと競合するなどし、2020年8月期には売上高は約13億900万円に落ち込んでいた。
新型コロナウイルス感染拡大以降は、マスクの販売に加え、新型コロナウイルスの関連融資を受けるなど、事業継続を図ったが奏功せず、今回の措置となった。
D-LIGHTの関連会社として蓄電池やLED照明器具の開発、販売を手掛けていたD-PROXは12月20日、東京地裁に破産を申請した。負債総額は債権者102名に対し約177億円。
完全個室の居酒屋経営を運営していたアンドモワは10月29日までに事業を停止した。負債総額は約100億円で、飲食業のコロナ関連破たんとしては最大となる。
機内食卸などを手掛けるムツミグローバルフーズネットワークと関連会社のフードリンケージが7月16日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は2社合計で44億9652万円。