~JASDAQ上場、(株)あさくまの100%出資子会社~
都内で日本料理・寿司店を展開していた(株)竹若(TSR企業コード:292657242、法人番号:4010001049536、中央区築地4-7-5、設立1988(昭和63)年2月、資本金5000万円、諏訪部浩通社長)は7月14日、東京地裁に破産を申請することを決定した。
親会社の(株)あさくま(TSR企業コード:400359235、法人番号:9180001066601、名古屋市天白区、JASDAQ)などが発表した。
負債総額は約9億9700万円。
1988年2月、前社長の竹若勝氏が当社を設立。日本料理・寿司店など東京都内を主体に14店舗を経営するほか、さかな若漬や海鮮しゅうまい等の加工品販売を行い、2018年1月期には売上高25億1063万円をあげていた。
しかし、2019年1月期は期中に不採算店舗の閉店を行ったことから、売上高22億7304万円と減収になった。利益面も店舗閉鎖に伴う固定資産除却損等による特別損失計上で、当期純利益は554万円にとどまっていた。
2020年2月、あさくまが当社を子会社化した。その後は、同社の方針で事業を展開していたが、外食不況により親会社からの資金援助を受けるなどしてきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響などにより想定していた収益を上げることができず、2021年3月末をもって全店舗休業。
4月20日には、都内で債権者集会を開催し私的整理を模索したが、賛同を得ることとができず、今回の措置となった。
オペラ振興団体の東京室内歌劇場が12月23日、東京地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は約2億1800万円。一般社団法人東京室内歌劇場は事業を継続しており、オペラの公演などの主業務は行われている。
格安航空(LCC)のエアアジア・ジャパンは10月5日、事業を停止すると発表した。12月5日をもって全線を廃止する。国内の航空会社で、新型コロナウイルス関連による事業停止は初めて。