【企業ピックアップ】アサヒグループホールディングス

毎月気になる企業をピックアップし、その企業の占星術的な視点からポイントをお伝えしています。

今回は、アサヒグループホールディングス(以下、アサヒ)<2502>をピックアップ企業として選びました。

豪ビール大手CUBを1.2兆円で買収へ

アサヒは7月19日、豪ビール大手のカールトン&ユナイテッド・ブルワリーズ(CUB)をビールを約1兆2000億円で買収することを発表し、注目を集めています。CUBはビール世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)の子会社です。

今回の買収は日本企業によるM&Aで今年最大となる案件です。株価の点からは買収合意後に8年ぶりの下落率となってしまいましたが、長い目で見た場合に試算通りであればかなりの収益を見込めることから、今回の戦略を評価する声は多いようです。

国内のビール市場が縮小の一途をたどる中、M&Aによる海外戦略を次々に展開するアサヒの今後を西洋占星術の視点からチェックすることで、通常では見ることができない発見や気づきをみていきたいと思います。

社会とユーザーを巻き込む力強さを持つ

まずはアサヒという会社の傾向を占星術でみてみようと思います。

アサヒの前身である「朝日麦酒株式会社」の設立日(1949年9月1日)からホロスコープを見てみますと、とても強い野心を持って作られた会社であることが分かります。その野心は社会とユーザーを巻き込んで影響を与える力強さがあります

アサヒの代表的な商品は「アサヒスーパードライ」。この商品をきっかけに日本のビール市場にドライ戦争が勃発しました。

このような社会を巻き込んだ商品開発において、アサヒはその才能を持ち合わせていることがホロスコープ上でも確認できますが、実はかなりの痛みを伴いながら商品を生み出していることが分かります。

アサヒが生み出す商品は、消費者に新しいライフスタイルを提案するようなインパクトある商品でなくてはならず、今の時代の延長にある予想可能な商品開発にはその才能を発揮することが難しい企業なのです。

新たなライフスタイルを提案した「ドライ」

アサヒスーパードライはまさに新しいライフスタイルを提案する商品であり、その結果、ヒットへとつながった経緯があります。

一方、M&Aによる海外展開の可能性の点から見てみますと、アサヒが持って生まれた才能としてはそれほど海外においての発展力を持った会社ではありません。

ですが、海外というくくりではなく、社会全体という見方であればアサヒはとても幸運な発展力を持っています。したがって、日本だから海外だからということではなく、社会に求められている商品・サービスを的確に提供することができるかどうかという点に集中したい企業です。

この点において、社長兼CEOの小路明善氏は、競合他社とのシェアの奪い合いではなく、「顧客志向の販売戦略をどれだけ打ち出せるかが重要だ」と語っています。このコンセプトを崩さず、なおかつ新しいライフスタイルの創出を実現するような商品開発を目指すことで、よりアサヒらしい活躍を期待できるでしょう。