テルモ<4543>の株価がさえない。2025年8月25日に発表した、臓器保存機器製造の英国OrganOx Limited(オックスフォード州)の買収を契機に、株価は前営業日終値の2738円50銭から下落。同社としては、過去最高額となる2200億円を投入した戦略的な買収だったが、発表から1カ月後の9月25日には2400円と12.3%も値を下げている。M&Aで成長してきたテルモに、なぜ株式市場は厳しい評価を突きつけたのか?
最近のテルモの成長には、M&Aが大きく貢献してきた...
四国地盤のマンション分譲中堅の穴吹興産は、新規霊園開発の加速や、法要、終活ビジネスなどの周辺事業の拡大に取り組む。2025年6月に霊園の開発、運営、販売などを手がけるMGグループを傘下に収めたのを機に、霊園関連事業を事業の柱の一つとして強化することにした。
リース大手の東京センチュリーは、航空機地上支援機材の整備やリニューアルなどを手がける米国のAeroservicios USA(フロリダ州)を子会社化した。今後、航空機地上支援機材の導入から再販まで一貫したサービスを提供する。
建設や人材派遣などを手がけるメイホーホールディングスは従業員承継型M&Aを推進する。3年後の2028年6月期にM&Aだけで2025年6月期の売上高(約130億円)上回る140億円の売り上げを目指す。
保育所などを運営するAIAIグループは、M&Aを事業拡大の重要施策と位置付け、認可保育所や児童発達支援施設の取得に注力する。すでに2025年4月以降に、4施設を取得しており、今後も高水準のM&Aが続きそうだ。