「マスク」はポストコロナ時代のお楽しみグッズになれるのか

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ノグチニットのニットマスク(同社ニュースリリースより)

マスク生産に乗り出す企業が後を絶たない。夏場に向けて蒸れにくく、スポーツ時にも使えるように工夫したものやファッション性を意識したものもある。 

ドラッグストアなどで品切れ状態だったマスクは供給量が増え、次第に手に入りやすくなってきた。高騰していた販売価格も下落しており、新型コロナ以前の水準に近づきつつある。 

新型コロナ後の新しい日常ではマスクは不可欠な商品なだけに需要は確実にあるが、価格が高めの機能性やファッション性で勝負するこれらマスクは消費者の支持を得ることができるだろうか。 

スポーツウエア素材やパジャマ残布を活用 

スポーツ用品大手のミズノ<8022>は、水着や陸上ウエアで採用している素材を用いたマスク「マウスカバー」を5月20日に2万枚発売したところ完売したため、第二弾として5月28日から追加で5万枚の販売を始めた。当初は予約販売を予定していたが、アクセスの集中を避けるために当日に抽選販売に切り替えた。 

伸縮性に優れた素材を使用し、内側には肌触りの良いソフトな素材を用いたほか、顔の形に合った形状としたためストレスが少ないという。手洗い洗濯が可能で、サイズは3種類ある。価格は1枚935円。

ミズノのマスク「マウスカバー」(同社ニュースリリースより)

無印良品を展開する良品計画<7453>は6月に、Tシャツやパジャマの生産に用いているオーガニックコットンの残布を用いた夏素材マスクを発売する。 

マスク全体に抗菌防臭加工を施したほか手洗い洗濯が可能で、サッカー織り(6月上旬発売)、ムラ糸天竺編み(6月中旬発売)、鹿の子編み(6月下旬発売)の3種を用意した。 

同社は5月1日から洗濯が可能な三層マスクを販売しており、すでに販売枚数は約100万枚に達している。価格は今回の3種を含めいずれも2枚組みで999円。 

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