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名村造船所大阪工場・船渠跡 アートの聖地に大変貌!|産業遺産のM&A

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名村造船所大阪工場・船渠跡地(大阪市住之江区)…今はクリエイティブセンター大阪というアート情報の発信拠点に

アート発信の中心地へ脱皮

そんな名村造船所大阪工場・船渠跡に目をつけたのが、アートプロデューサーの小原啓渡氏らアートの現場で活動してきたアーティスト、クリエイターたちだった。

潮に錆び、乾いた建屋が残る船渠、運河、工場跡地…。廃墟趣味といっては安直な発想かもしれないが、造船の街・北加賀屋のそこはかとない佇まいに誘われ、なにわのアーティスト、多種多様なクリエイターたちがいつしか集まった。

彼らのなかの有志はNAMURA ART MEETING実行委員会という組織を発足。船渠・工場跡地でどのような芸術活動ができるか議論を重ね、2004年に「NAMURA ART MEETING '04-'34」を開いた。2034年まで30年かけてトリム北加賀屋再生のキックオフイベントだ。

ここに名村造船所の大阪工場・船渠跡がアート活動の拠点「CCO」として復活。2005年に、さまざまな展示やイベント、大規模な見本市にも使える複合施設としてスタートした。

2007年、名村造船所大阪工場・船渠跡は「大阪市の造船関連遺産」として経済産業省が認定する近代化産業遺産群に選ばれる。2011年には芸術文化の振興に貢献した企業などに贈られる「メセナアワード2011」の大賞に、不動産会社の千島土地が選ばれた。

同社が2009年から始めた北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ(KCV)構想、つまり、名村造船所大阪工場・船渠跡や周辺空家などの再生プロジェクトが評価された。KCV構想では、メセナ大賞受賞以後も「北加賀屋みんなのうえん」という空地に農園をつくるクリエイティブ・ファーム事業、リノベーション集合住宅「APartMENT」の竣工など、いくつもプロジェクトを進めている。

M&A Online編集部

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