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名村造船所大阪工場・船渠跡 アートの聖地に大変貌!|産業遺産のM&A

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名村造船所大阪工場・船渠跡地(大阪市住之江区)…今はクリエイティブセンター大阪というアート情報の発信拠点に

北加賀屋の老舗大家、大活躍!

千島土地という不動産会社に少し触れておきたい。同社ホームページによると、千島土地は住之江区北加賀屋に本社を置く老舗不動産会社。北加賀屋のかなりの面積の敷地を所有していた会社で、創業家である芝川家は江戸時代から大阪の豪商として知られていた。1912年に一族の所有地で賃貸業を営むために同社を設立した。

日本のゴルフ草創期からの歴史を誇る宝塚ゴルフ倶楽部の設立会員であり、関西学院大学上ヶ原キャンパス(兵庫県西宮市)の敷地も所有していた。大日本果汁株式会社(現在はアサヒホールディングス傘下のニッカウヰスキー)の設立に際して出資したことでも知られる。

また、大阪船場(大阪市中央区)にある芝川ビルは、国の登録有形文化財(建造物)に指定され、船場の産業遺産建造物群の中心的存在でもある。「北加賀屋の大家さん」といわれることもあるが、実は大阪財界の文字どおりの“地盤”を支えてきた企業の1つということもできるだろう。

CCOの玄関に設置された創業100周年記念展示室の案内板

港湾施設として、イベント時以外に一般客が立ち入ることはできないことがネックでもある名村造船所の大阪工場・船渠跡、CCO。だが、その再生は、地元大家の底力によって着実に実を結んできたともいえる。

千島土地の創業は名村造船所の創業とほぼ同時期である。CCOの入り口には、創業100年の歴史を刻む企業として、両社が100周年記念事業として記念展示室を設けたことを顕彰する案内板が設置されている。

文・M&A Online編集部

M&A Online編集部

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