第三者委員会の調査報告書によると、TS社で生じた赤字の影響を排除するため、エフエム東京などが保有するTS社株を形式上譲渡することによって議決権比率を下げ、連結の範囲から外したということです。なお、報告書では、こうした会計不正のほかに複数の不公正な取引が取り上げられています。
例えば、指定金銭信託という仕組みを通じてTS社に貸し付けを行った際の手続が問題視されています。本来は、重要な業務執行として取締役会決議を経る必要があったとのことです...
2019年7月25日、すてきナイスグループの元代表取締役会長(兼最高経営責任者)の平田恒一郎氏、元代表取締役副会長の日暮清氏、元取締役の大野弘氏の3名が金融商品取引法違反により横浜地検に逮捕されました。
フランス政府が仏ルノーと日産自動車を経営統合する意向を日本政府に通達したことが明らかになった。日本政府にこの問題に政治介入しないよう「警告」したものとみられる。仏政府主導のルノー・日産の経営統合はいよいよ山場を迎えた。統合は回避できるのか?
日産自動車のカルロス・ゴーン前会長が東京地検に逮捕されて半月。当初の「押せ押せ」ムードは徐々に薄れ、仏ルノーの影響力を一掃するのは難しい状況になってきた。ルノーの「食い物」にされないために、日産はどうすればいいのか?その処方箋を探る(前半)
積極的にM&Aを展開してグループ内の会社が増えていった場合、企業文化や管理レベルが異なる会社をどのように取りまとめていくのかという課題が生じます。今回はグループ会社で起こり得る会計不正の例を紹介したいと思います。