M&Aを成功させるのには何が大事でしょう
M&Aで成功している企業は、トップが買収後もPMI(M&A後の統合プロセス)に深く関わっている。日本企業はPMIも弱い。買収完了後は現地任せ、部下任せでは、M&Aの「果実」を刈り取るのは難しい。M&Aは「ディール(取引)」と「PMI」の両方の要素が同じぐらい重要だ。ディールにだけ力を入れて、PMIがおざなりだと成果は期待できない...
「ハゲタカ・シリーズ」で知られる経済小説家の真山仁さんが都内で開かれたセミナーで、「『ハゲタカ』著者が語るM&Aの可能性」と題して講演した。新型コロナ禍やウクライナ侵攻など時代の大きな変化の中で、日本経済の立て直しに必要となる条件を語った。
強い匂いの洗剤を生産している米国企業が、ほのかな香りが特徴の日本の石鹸メーカーを買収した。文化の異なるこの2社の経営を統合する作業PMIにスポットをあてた小説「弊社は買収されました」を書き上げた額賀澪さんに、執筆の経緯などを聞いた。
第3回は、Fintechの先駆的企業であるマネーフォワードの執行役員CSO/提携・事業責任者、菅藤達也さんをお迎えしました。菅藤さんは自ら起業したクラビスを売却してマネーフォワードグループにジョインし、今度は買い手としてベンチャーを買収する立場になりました。