トップ > 調べる・学ぶ > 連載 > 地方承継の時代 >ホテルニューグランド 西洋の「おもてなし」を紡ぐ|産業遺産のM&A

ホテルニューグランド 西洋の「おもてなし」を紡ぐ|産業遺産のM&A

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
横浜・山下公園前に瀟洒な佇まいを見せるホテルニューグランド

再興のシンボル・希望の星として竣工

ところが、である。グランドホテルは横浜復興のシンボルとして、まったく別の経営陣のもと、大きな狼煙を上げた。中心になったのは当時の横浜市長・有吉忠一と地元政財界の重鎮たち。

有吉は内務官僚として知られ、いくつかの県の知事も歴任し、関東大震災直後の1925年に第10代横浜市長となった。有吉のもと、地元政財界のほか市民も加わって資金をかき集め、震災直後は“テントホテル”と揶揄されていた外国人向けホテルを蘇らせたのだ...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5