1986年、李書福は「北極花冷蔵庫工場」を立ち上げ、冷蔵庫の主要部品である蒸発器(エバポレーター)の開発に着手。北極花冷蔵庫はたちまち中国国内で有名ブランドになる。1989年、李書福は26歳の若さで冷蔵庫製造の工場長として、成功をおさめた。
その後、国が冷蔵庫製造業者の指定を行うことになった。ところが、「北極花冷蔵庫工場」は指定製造業者のリストから漏れた。これを機に、李書福は工場を去り、学生に戻る決心をし、深圳に行く。勉学に励むのは高校を卒業以来で、故郷を離れて学校に通うのは初めてのことだった...