キユーピー人形をはじめとする各種のアンティーク人形、メガネのフレームやピンポン玉、また下敷きなどにも広く使われたセルロイド。ニトロセルロースと可塑剤となる樟脳を主原料とする合成樹脂で、世界で初めて工業生産されたプラスチックとして知られる。
日本では1908年に設立された堺セルロイドという会社と、日本セルロイド人造絹糸という会社によって、ともに1910年頃から製造が始まった。
その技術発展・量産化には多くの日本人技師・工場職員の活躍があったが、技術指導を担った外国人技師の活躍を忘れてはならない...