企業の業績が悪化した時に再建を図るために、バイアウト(Buy out)という手法をとることがあります。バイアウトは日本語で「買収」を意味します。

今回は「〇〇バイアウト」と名の付く手法のうち、MBO、EBO、LBOについてご説明いたします。

1.バイアウトの種類

MBO:Management Buy Out マネジメント・バイアウト>
経営者や経営陣が株主から自社株式を買い取ること。
過去の事例として、ガスト、バーミヤン、ジョナサンなどのファミリーレストランを全国展開する大手外食産業企業・すかいらーくグループが、業績悪化からの再構築を図るために、創業家がMBOを行い、上場を廃止した(その後、再上場)。

<EBO:Employee Buy Out エンプロイー・バイアウト>
従業員が勤務先の企業から株式を買い取り、経営権を得ること。
過去の事例として、村上ファンドが松坂屋およびその従業員にLBOを提案したとされる。

LBO:Leveraged Buy Out レバレッジド・バイアウト>
買収企業が保有資産や将来のキャッシュフローを担保にして金融機関などから資金調達し、企業を買収すること。レバレッジドとは、少ない投資で大きなリターンを得られる、テコの原理を意味する。
過去の事例として、大手通信企業・ソフトバンクがイギリス本社のボーダフォンから日本法人ボーダフォンを買収する際に、LBOの手法を使用した。