廃業で姿消す「サクマ式ドロップス」が復活するかもしれない理由

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また一つ、日本の老舗企業が姿を消す。赤色の缶入りドロップ「サクマ式ドロップス」を製造・販売する佐久間製菓(東京都豊島区)が2023年1月20日に廃業するとことが明らかになった。110年近い歴史を持つサクマ式ドロップスが消えるのは残念だが、実は復活する可能性もある。

「サクマ式ドロップス」と「サクマドロップス」の違いは?

缶ドロップには、緑缶の「サクマドロップス」もある。ややこしいが、これを製造・販売しているサクマ製菓(同目黒区)は別会社で、今回の廃業とは何ら関係がない。商品名も社名もそっくりの両社、どんな関係があるのか?

佐久間製菓はコロナ禍による売上不振や、このところの原材料、エネルギー価格の高騰、従業員確保といった複合的な要因で経営が行き詰まった。サクマ式ドロップは昔ながらの赤缶で「レトロ感」の商品デザインがセールスポイントだった。

一方、サクマ製菓のサクマドロップスは基本デザインは変わらないものの、アニメの「鬼滅の刃」デザイン缶を16種類発売したほか、サンリオの「ハローキティ」などコラボ商品を相次いで投入している。過去には「いちごみるく」や「チャオ」などの新製品がヒットした。「静」のサクマ式ドロップスに対して、「動」のサクマドロップスといえる。

サクマ製菓が販売する「鬼滅の刃」コラボ缶(同社ホームページより)

M&A Online編集部

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