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【米国ベンチャーM&A】シリコンバレーのラーメン事情と最近の外食関連M&Aまとめ

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※画像はイメージです

先日バークレーの街をクルマで走っていたら、黒地に白抜きでIppudoと書かれた看板をみかけました。あの一風堂がここに!?と思い、よく見たら出店準備中でした。

天気のよい日曜日の午後でしたが、おそらく近日中の開店を知らせる張り紙や、まだ工事中の店舗内をのぞき込む人たちがいて、今にも行列ができそうな雰囲気がありました。大人気のニューヨーク店の噂が伝わってきているので、グルメで知られるバークレーの人たちも心待ちにしているようです。

シリコンバレーのラーメン事情 1杯1,400円くらい

ここ数年シリコンバレーで一番ホットだったのは「ラーメン」といわれるくらいお店が増えました。一時期は製麺機の輸入が急増したと商社の人に聞いたことがあります。

アメリカにいながら本格的なラーメンが食べられるだけで有難いことなのでしょうが、日本と比べると値段が高いです。

例えば、Orenchi Ramen 10.30ドル~、Ramen Shalala 10ドル~、MyZen Ramen 9.95ドル~、Santa Ramen 9.25ドル~といった具合です。1ドル110円として、1,100円前後ですが、これに9%の売上税とチップが上乗せされますので、1杯1,400円くらいになってしまいます。

一風堂NY店は価格設定が日本の2倍

一風堂のニューヨーク店では白丸元味/赤丸新味が15ドル(1,650円;トッピングなし、売上税・チップ別)で、煮卵のトッピングが2ドルだそうです(日本では白丸元味790円、赤丸新味850円、玉子のトッピングは100円)。

お店の位置づけや内装、全体のメニュー、サービスなどが違うので一概には言えませんが、1杯のラーメンを比較すると2倍の値段です。デフレ傾向が続く日本の外食業界に対して、アメリカでは高級イメージがある日本食、マンハッタンという立地とお洒落な内装、材料調達コストや人件費の高さ、などが価格設定の差に反映されていると考えられます。

写真は一風堂NY店
Photo by kennejima

インド系ファーストフードのCurry Up Nowが同業のTava Indian Kitchenを買収

先月は、外食関連のM&Aとして、インド料理店チェーンのCurry Up Nowが同業のTava Indian Kitchenの買収を発表しました。Curry Up Nowは、インドのストリートフードをテーマにしたファーストフード店です。サンフランシスコベイエリアで5店舗を展開していて、フードトラックによる巡回営業もしています。

今年に入って地中海料理店チェーンのCava Grillが30百万ドルを調達するなど、エスニック系やグルメバーガーといった既存のレストランとファーストフードの隙間をねらった外食ビジネスの動きが活発です。

レストラン宅配サービスのDelivery Heroが中東市場進出
ドイツの株式市場に上場か

外食関連のユニコーン企業の動きとしては、レストラン宅配サービス(出前注文アプリ)のDelivery Heroが中東市場の同業者であるCarriageの買収を発表しました。

Delivery Heroは、2010年にドイツのベルリンで設立され(最近の4億ドルを含めて)累計18億ドルの資金を調達しています。GrubHubやDoorDashなど競合がひしめく北米市場は避け、欧州を中心にアジアや中南米でグローバル展開を進めています。

昨年はライバル企業のFoodpandaを5億ドルで買収したDelivery Heroですが、今週は株式公開(フランクフルト証券取引所)の計画が報道されています。実現すれば、欧州のインターネット企業としては最大規模のIPOとなるそうです。

ちなみにシカゴに本社があるGrubHubは2014年に株式公開していて、時価総額は当初の22億ドルから39億ドルに成長しています。2016年の売上高は5億ドル、当期利益は5千万ドルでした。レストラン宅配サービスにはUberやAmazonも参入しています。

こちらのラーメン屋さんで驚いたのは、テイクアウトや残り物を持ち帰る人がいること。麺とスープを耐熱プラスチックの容器に入れて運びます。昔シンガポールの屋台でジュースやスープなどをビニール袋で持ち帰るのをみて驚いたことを思い出しました。GrubHubやDelivery Heroでラーメンの出前を頼む人も案外いるのかもしれません。

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