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ベンチャーM&Aから見た米国ペットビジネス事情

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M&A Online編集部です。今回は「ベンチャーM&Aから見た米国ペットビジネス事情」をテーマにお届けします。TransCap代表で米シリコンバレー在住のコンサルタント坂崎昌平氏が現地からレポートします。


◇   ◇


ペット預かりべンチャー2強が経営統合

先月末、ペットシッター手配アプリのRover.comが同業のDogVacayを買収しました。Roverは、飼い犬の世話や預かり、散歩代行のマーケットプレースを運営しています。2011年にワシントン州シアトルで設立、昨年9月の$40Mを含め$91Mを調達しています。株主には、ベンチャーキャピタルだけでなく、大手ペット用品店チェーンのPetcoも名を連ねています。

買収されたDogVacayは、同じく2011年にカリフォルニア州サンタクララで設立され、$47Mを調達しています。The Seattle TimesやGeekWireによれば、両社を合わせた登録シッター数は10万人、2016年の予約総額は$150Mとなり、2017年の黒字化を目指しているそうです。未公開企業同士のM&Aですが、業容の拡大や経営の合理化を図り、業界リーダーとしての地位を固め、企業価値を高める狙いと考えられます。

大手企業によるペット関連M&Aの動向

今月はRoverにも出資しているPetcoがPetCoachの買収を発表しました。PetCoachは、ペットの悩みを無料で相談できるサイトを運営していて、獣医やトレーナーといった専門家が回答してくれます。

Petcoのライバル企業でもある大手ペット用品店チェーンのPetSmartは昨年10月にAllPawsを買収しました。こちらは、オンラインでペットの里親を募集するプラットフォームで、サービスは現在もPetSmartのサイトで継続しています。

また、昨年4月にはMars PetcareがWhistleを$119Mで買収したとTechCrunchが報じています。Mars Petcareはお菓子のM&M'sやスニッカーズで知られる食品コングロマリットのペットフード部門で、Whistleはペットの迷子防止や健康管理に役に立つ無線センサデバイスとスマホアプリを展開しています。ただし、Whistleのウェブサイトを見る限り、Marsの傘下に入った気配が感じられず、M&Aが成立しなかった可能性もあります。

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