すしネタにお金をかける回転ずしチェーン 2位は「かっぱ寿司」では1位は?

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くら寿司、かっぱ寿司は営業赤字

今後の原価率については、4社の業績を見るとある程度推測できる。FOOD & LIFE COMPANIESの2022年9月期の営業利益は210億円で、利益を圧迫する原価率の引き上げに耐え得る余地がある。

これに対し、くら寿司の2021年10月期は25億円ほどの営業赤字の見込みで、カッパ・クリエイトの2022年3月期も10億円ほどの営業赤字が避けられない。このため原価率は上げることよりも、下げることに関心が向かいそうだ。

銚子丸の2022年5月期の営業利益は5億円ほどで、原価率を引き上げることは可能だが、仮に2021年5月期の原価率を50%として計算すると、10億円ほどの営業赤字(実際は6億円ほどの黒字)になる。このため原価率を大きく引き上げることは難しい。

現段階で原価率を50%にまで引き上げることができるのはFOOD & LIFE COMPANIESだけで、同社が仕入れに最もお金をかける回転ずしチェーンになれる可能性は高いと言えそうだ。

文:M&A Online編集部

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