セルフレジの普及でも、同様の懸念が出ている。商品をスキャンせず、レジを通さないまま万引する可能性があるのだ。大手コンビニチェーン本部の多くは「セルフレジの増設で万引が増えたとの認識はない」としている。
が、経済産業省が2019年8ー9月にコンビニオーナーに対して実施したヒアリング調査によると、「セルフレジだと盗まれる確率が高くなる」「5個取っておきながら4個しか通さずに1個はそのまま持ち帰る」といったセルフレジ万引の実態が明らかになった...
7月も産業界では希望退職者を募集する動きが加速した。シチズン時計、ミツバの製造業2社が500人規模で募集するのをはじめ、6社が計画を発表した。外食大手のペッパーフードサービスは主力の「いきなりステーキ」事業の縮小で200人程度を募る。
内紛に端を発する定食大手、大戸屋ホールディングスをめぐる攻防戦は6月25日に最大のヤマ場を迎える。大戸屋の定時株主総会で、会社側、筆頭株主のコロワイドの双方が取締役案の賛否を諮る。経営陣の刷新を求めるコロワイドに大戸屋は猛反発している。
今年に入って希望退職者の募集を発表した企業は合計24社に上り、昨年同時のほぼ2倍のハイペースで推移している。旅行や小売りなどの一部業種では新型コロナウイルスの感染拡大による業績悪化が引き金になったケースも出ている。