「ワンサカ娘」のレナウン アクアスキュータムのライセンス終了で失速

一方、如意グループに買収されたレナウンは、1902年(明治35年)、佐々木八十八(ささき・やそはち)氏が大阪に個人商店の「佐々木八十八営業部」を開業したのがはじまりである。NHK朝ドラの「べっぴんさん」で生瀬勝久が演じている坂東五十八のモデルと言われている。

1990年代まではアパレル業界で世界最大の売上高を誇っていたといわれている。傘下にはイギリスのアクアスキュータム(Aquascutum)をはじめとする多くのブランドを抱えていた。

1990年代までテレビコマーシャルで流れていたレナウンの「ワンサカ娘」を覚えていらっしゃる方も多いと思う。このテレビコマーシャルのメロディーや歌詞は非常に印象的で、多くの人の記憶に残っているのではないだろうか。

2000年代に入り、ファストファッション全盛期をむかえたアパレル業界。SPA(製造小売)の台頭などにより、古くからあるアパレル企業はそろって苦戦を強いられていると言ってよい。その中において、レナウンは山東如意グループに買収された後、2016年に黒字化したと伝えられた。しかし、一方で2017年以降は伸び悩んでいるとも伝えられており、今後のレナウンの業績に注目が集まっている。

文:M&A Online編集部